リアルスーパートップモデルが本領発揮アビー・リーの醸し出す緊張感
煌びやかで華やかなファッション業界でサスペンスフルな人間関係を描いた本作。突如現れた新人モデル、主人公ジェシーの存在に嫉妬するベテランモデルのサラを演じたアビー・リー(29)。実は彼女は正真正銘トップモデル出身!シャネル、グッチ、ドルチェ&ガッバーナ、クロエ、ラルフ・ローレン、フェンディ、カルバン・クラインにサンローランなど、数多くのブランドの顔を背負ってランウェイを席巻した超一流モデルである。アビーの劇中での姿は、トップモデルとして張ってきた経験を地でいくようなオーラ全開!
そんな彼女の女優デビューは、昨年世界中で爆発的大ヒットを飛ばした『マッドマックス 怒りのデスロード』の悪の支配者イモータン・ジョーの妻のひとり、ザ・ダグ役。元々出演予定だったテリーサ・パーマーが降板したため、その代役として出演したのがきっかけで映画デビュー。劇中では、転落していくトップモデル役を演じるが、実際では、その後も『キング・オブ・エジプト』(16年)、スティーヴン・キング原作の『The Dark Tower(原題)』(17年予定)など順調に華麗にハリウッド女優としての道を進む、今後ますます目が離せない女優である。
「ネオン・デーモン」ストーリー
誰もが目を奪われる特別な美しさに恵まれた16歳のジェシーは、トップモデルになる夢を叶えるために、田舎町からロスへとやって来る。すぐに一流デザイナーやカメラマンの心をとらえチャンスをつかむジェシーを、ライバルたちが異常な嫉妬で引きずりおろそうとする。やがて、ジェシーの中に眠る激しい野心もまた、永遠の美のためなら悪夢に魂も売り渡すファッション界の邪悪な毒に染まっていく――。
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン 『ドライヴ』、『オンリーゴッド』
出演:エル・ファニング、カール・グルスマン、ジェナ・マローン、ベラ・ヒースコート、アビー・リー and キアヌ・リーヴス