岩田剛典、杉咲花、有賀リエ(原作者) 、阿部一雄(原作“樹”のモチーフ 車イスの1級建築士)大ヒット記念!スペシャルトークイベント開催!
岩田に訪れた《パーフェクトな奇跡》!
そして心に響いた本作の《パーフェクトシーン》エピソードを披露!
10月5日(金)に公開初日を迎え、“ぴあ初日満足度ランキング第1位“”週末動員ランキング実写邦画第1位“を獲得し、SNSでは「めっちゃ感動。すんごい考えさせられる映画」「涙腺が崩壊しました」「何回観ても泣ける」と絶賛するレビューが続出するなど、公開スタートから多くの注目を浴びている本作の大ヒットを記念して、先日10月24日(水)にスペシャルトークイベントを実施。
主演の岩田剛典、杉咲花をはじめ、原作者の有賀リエ、原作のモチーフとなった建築士の阿部一雄が登壇し、作品の映画化に対する想いや公開後だからこそ話せるエピソードなど、ここでしか聞けないトークを披露。さらに、本作のサブタイトル《君といる奇跡》にまつわり、最近訪れた《奇跡》について語りました。
大切な人に読んでほしいラブストーリーNo.1!インテリアコーディネーターとして働くヒロインと、事故で車イス生活になっていた初恋の相手との純愛を描く原作「パーフェクトワールド」(有賀リエ/講談社「Kiss」連載中)の映画化作品『パーフェクトワールド 君といる奇跡』。幼いころからの夢だった建築士となり、前向きに生きる主人公・鮎川樹を演じるのは、岩田剛典。そして、強くて優しい樹に惹かれるヒロイン・川奈つぐみを演じるのは、杉咲花。「好き」だけでは越えられない様々な試練を前に、すれ違う二人の気持ち。試練を乗り越えた先に、待ち受ける未来とは――
大ヒット記念トークイベント オフィシャルレポート
主演の岩田剛典、杉咲花をはじめ、原作者の有賀リエ、原作のモチーフとなった建築士の阿部一雄が舞台に登壇し一人ずつ挨拶を行うと、歓声と拍手が沸き起こり会場を沸かせた。
最初、漫画「パーフェクトワールド」の実写映画化について「最初、主演のみなさんが豪華でびっくりでした(笑)実際作品を拝見し、漫画よりも生身の人間が演じる方がわかりやすいテーマがあったし、本当に実写化が実現したんだ…という気持ちでした」と語り、笑顔をみせながらも緊張気味の有賀先生。
岩田は「僕にとって少女漫画は初めての挑戦だったので、よくある胸キュン満載な作品なのかな…?と当初思ったのですが、実際読んでみて涙が出そうになるほどの感動的な漫画でした。」と原作漫画に出会った時の感想を述べ、「ほぼ全編通して車イスに乗っていて、一番大切な部分だったので、現場のスタッフとともに動作の確認をしながら丁寧に撮影に挑みました。そういった経験が俳優としてよりも人として、学ばされることが多かった作品でした」と、一級建築士になった樹役を演じるうえで、心がけたものを語った。
また、杉咲はつぐみを演じるうえで「ラブストーリーが今回、初挑戦で恋愛は人それぞれの形があって今までとは違うことに挑むことで当初不安でしたが、プロのスタッフの方々がラブストーリーのヒロインとして可愛くみせるような現場を作ってくださったので、ひとりの女性として先輩に想いを寄せることだけを考えることができた。」と、つぐみ役についての難しさを語った。
岩田演じる樹役について、阿部は「今までいろんな映画やドラマで車イスのシーンを観て来ましたが、非常に物足りなさを感じていました。しかし、本作では、漫画でのセリフはもちろん、その表情、車イスのシーンでの操作などで非常にリアルな姿を感じ取れました。とくに《岩ちゃんスマイル》の影にある表情もすばらしかったです!」と感心した様子をみせ、有賀先生も「漫画では表現しきれない表情など、岩田さん、杉咲さんが演じればこうなる!と、私の方がむしろ勉強になったところが多かったです。」と語ると岩田は「恐縮です。」と笑顔で照れながらコメント。
スクリーンで生まれ変わった映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」で最も心に響く<パーフェクトシーン>については、有賀先生は「病院で車イスのつぐみと樹が掛け合い、つぐみが”同じ目線だね”と声をかけるシーン」をあげ、隣の岩田は頷きながら「僕もそのシーンが大好きです。」とコメント。
阿部は「最後ラストシーンで、杉咲さんの手紙のシーンは何回みても泣いてしまいます」と語り、杉咲は「実は、その手紙を読むシーンをリアルに表現したくて、監督にお願いして撮影本番で初めて手紙を読ませていただきました」と語った。
続いて、本作のサブタイトルである<君といる奇跡>にちなんで<奇跡>を感じたことについて、岩田は「本作が公開して、学生時代の同級生から何年かぶりに連絡が来ました。その同期は、大学時代にラグビーをやっていたが、事故により今、車イス生活をしていて、僕の出演する映画を通じて障がい、車イス、バリアフリーなど、もっと多くの方々に理解が深まるきっかけになったこと、そして自分の携わった仕事で少しでも力になれたことが実感でき、すごく嬉しかったです。」と語り、素敵なエピソードを披露し、会場には拍手が—。続いて「こんな素敵なエピソードの次で難しいですが…」と語り始めた杉咲は「私事ですが、ずっと前からラジオ番組をもつことが夢で、つい最近ラジオの冠番組をもつことができてこれは奇跡だと思ってました!」と答え、岩田は「いつか、ゲストで出してください!」とコメントし会場が温かい雰囲気に包まれた。
最後に、阿部は「この作品は温度、手の触った感覚など、五感で感じられる作品だと思いますので、DVDではなく、映画でしか感じられないものを是非劇場へ足をはこんでいただいて感じてほしい」と述べ、有賀先生は「王道の恋愛映画のストーリーのシーンではトキめいていただき、樹の存在については身近に感じてほしいです」とコメント。杉咲は「今があるからこそ、明日を大事にしていきたい、という気持ちになる映画だと思いますので、みなさんにとって大事な人を思い浮かべながら是非観ていただきたいです」と語り、岩田は「このイベントを持って一つのピリオドを迎えることが少し寂しいです。自分の人生のなかで、大きなことを学ばせていただきました。自分にとって大事な作品でしたので、みなさんにとっても大事な作品であってほしいです。」と感無量な表情と感謝の気持ちを伝えながら大盛況で迎えた大ヒット記念スペシャルトークイベントを終えた。
<STORY>インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみは、設計事務所との飲み会で高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹と再会する。樹にときめきを覚えるつぐみだったが、彼は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。
「先輩との恋愛はムリ」最初はそう思うつぐみだったが、昔と変わらずまっすぐな彼にどんどん惹かれていき、あの頃閉ざした感情が止められないほど溢れてくる・・・・。【私は――先輩が好きなんだ、今でも】樹もまた、全身でぶつかってくるつぐみの、素直で優しく思いやりのある性格に惹かれていくが、彼は、「自分は誰かを幸せにすることができない」と思い込み、女性と付き合うことを諦めていた。それを知ったつぐみは、樹のことを諦めようとするが、どうしても諦めきれないでいた。二人は、すべてのハードルを乗り越え、幸せなパーフェクトワールドにたどり着くことができるのか?二人が迎える結末とは―。
原作:有賀リエ「パーフェクトワールド」(講談社「Kiss」連載)
監督:柴山健次
脚本:鹿目けい子
音楽:羽毛田丈史
主題歌:E-girls「Perfect World」(rhythm zone)
配給:松竹 LDH PICTURES
制作プロダクション:ホリプロ
©2018「パーフェクトワールド」製作委員会