映画「猫忍」沖縄国際映画祭オフィシャルレポート
「猫侍」製作チームが再び贈る、新たな痛快癒し活劇『猫忍』が、4月20日(木)から23日(日)にかけて開催された第9回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」の特別招待作品に選ばれ、主演の大野拓朗と主演ネコ金時、渡辺武監督が舞台挨拶とレッドカーペットに登場しました。
https://youtu.be/pWHPrNBE5Sk
大きな拍手に迎えられて、「猫忍」の主演・大野拓朗と渡辺武監督がミハマ7シネプレックスに登場した。
司会者から映画祭への参加の感想を聞かれると、大野拓朗は「本日は沖縄国際映画祭にご招待いただき、大変大変嬉しく思います。また、数ある上
映作品の中から「猫忍」を選んでご観劇くださり、誠にありがとうございます。本作のキャッチコピーは「笑いと癒しのニンジャ活劇」です。登場
する個性的なキャラクターたちがとても面白くて、主役猫の金時も可愛いので、元気が出たり、ほっこりと癒されていただけると思います」と感慨
深げに挨拶。
渡辺武監督は「この度はお招きくださり、ありがとうございます。 本作は出演陣も豪華で、船越英一郎氏や麿赤兒氏、柄本明氏など、日本俳優界
の重鎮が共演を果たしている事も見所のひとつで、老若男女、沢山の方々に楽しんでいただける作品になっています。」と自信を覗かせた。
この日が、一般のお客様への初披露になると知らされると、観客も大いに沸いた。撮影の裏話を聞かれた大野は「忍者映画は、ハリウッド作品も含
めて世界中で沢山製作されていると思いますが、その多くはCGを使い迫力を出しています。しかし『猫忍』はかなりアナログな手法で撮影をして、
例えば、すいとんの術は、水面から竹筒が出ているだけです(笑) 。でもその手作り感が情緒を醸し出していると思います。そして、CGを使用し
ないので、その分アクションは身体を張って全力で演じる必要 がありました。ワイヤーなどを多用しながら撮影した立ち回りのシーンは、本物の
迫力を表現出来ていると思います」と見所を紹介。また、役作りについて大野は「忍者 映画はありとあらゆる作品を見て勉強しました。世界的に
『忍者』と評されている広島東洋カープの菊池涼介選手の動きまで参考にさせていただきました。」と、作品に掛けた思いを熱く語った。
マスコミ陣によるフォトセッションに合わせて、主役猫の金時も登場。大野の言葉通り愛くるしい表情を客席に向けると、お客様の安堵のため息
に加え、癒しの笑顔に包まれた。
<STORY>時は、泰平―。霧生忍者の久世陽炎太(大野拓朗)は、忍び込んだ屋敷で、生き別れた父そっくりのデブ猫(金時)に遭遇。なぜかその猫が、秘伝【変化の術】で化けた父・久世剣山(船越英一郎)だと思い込んでしまった陽炎太。青年は、父を元の姿に戻さんと抜忍となり【秘伝の巻物】を探す旅に出る。だが、抜忍となった陽炎太を追う霧生忍者の魔の手はすぐそこに迫っていた…。
映画『猫忍』
大野拓朗 佐藤江梨子 藤本泉 渋川清彦 鈴木福 ふせえり 永澤俊矢 / 柄本明 麿赤兒 / 船越英一郎
語り:森本レオ
監督:渡辺武 脚本:永森裕二/黒木久勝/池谷雅夫