役を獲得するために手を尽くした。とても心惹かれたんだ。
公開から3日間の興行成績、動員7,618人、興収9,597,100円を上げ、全国の上映劇場18時までの稼働率が65%を超え、更に5大都市では70%を超える高稼働率となり満席も続出した映画『アイヒマンを追え!』。
この度の大ヒットを記念し、本作の主演を務めたほか、『ブリッジ・オブ・スパイ』『ヒトラー暗殺、13分の誤算』などドイツのみならずハリウッドでも活躍している“ドイツ映画界の大スター“ブルクハルト・クラウスナーのメイキングインタビュー映像が公開となりました。
ブルクハルト・クラウスナーのインタビュー
彼の功績は過小評価されてる。フリッツ・バウアーは司法省の片腕として、ファシズムの撲滅に力を尽くした。
他にも功績がある。ヒトラー暗殺未遂事件の実行犯たちから“反逆者”の汚名をそそいだ。初めて“英雄”と位置づけたんだ。そして何よりアドルフ・アイヒマンを見つけ出し、引き渡した。
フランクフルトでのアウシュヴィッツ訴訟もナチスの恐ろしい戦争犯罪を初めて公にした裁判だ。何百万人も殺されたことも、すべてこの時に世間の知るところとなった。1人で戦ったんだ。彼こそ英雄だよ。この映画の計画を知って、絶対にやりたいと思った。だから全力を注いだよ。役を獲得するために手を尽くした。とても心惹かれたんだ。中身と外面が全く異なるバウアーという人物にね。
『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』あらすじ
1950年代後半のドイツ・フランクフルト。
検事長フリッツ・バウアーはナチスによる戦争犯罪の告発に執念を燃やしていたが、未だ大勢の元ナチス党員が政治の中枢に残りあらゆる捜査は遅々として進まなかった。そんなある日、バウアーのもとに数百万人のユダヤ人を強制収容所送りにした親衛隊中佐アドルフ・アイヒマン潜伏に関する手紙が届く。アイヒマンの罪をドイツで裁くため、ナチス残党が巣食うドイツの捜査機関を避け、イスラエルの諜報機関モサドにコンタクトをとりアイヒマンを追い詰めていく。しかしその頃、フランクフルトではバウアーの敵対勢力が、彼の失脚を狙って狡猾な謀略を巡らせていた…。
2017年1月7日(土) Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
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