日本アカデミー賞ほか国内映画賞34部門を受賞した『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督が、直木賞受賞作家である中島京子の同名小説を映画化する最新作『長いお別れ』が絶賛公開中です。
父の70歳の誕生日。久しぶりに帰省した娘たちに母から告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だったー。ゆっくり記憶を失っていく父との、お別れまでの7年間。それは、思いもよらない出来事と発見に満ちた日々。蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努という、日本映画界が誇る豪華実力派俳優陣の共演で贈る、笑って泣いて、前に進んでいく家族たちの、新たな愛の感動作です。
映画に出演するオールキャストがメイキング映像に登場!
今回、蒼井、竹内、松原、山﨑はもちろん、東家の次女・芙美の恋人である道彦を演じた中村倫也や、長女・麻理の夫・新(しん)を演じた北村有起哉らも登場する豪華メイキング特別映像が解禁となった。本作に出演するオールキャストが登場すると言っても過言ではない、特別映像の中で映し出されるのは、クランクイン初日の現場の様子や、本作で本格的な初共演となった蒼井と竹内が、姉妹揃って真剣に芝居に向き合う姿、撮影の合間に知恵の輪でつかの間の休息を楽しむ松原の無邪気な笑顔などが切り取られているほか、バツイチ子持ちで芙美の恋人・道彦役として登場する中村が、真剣に中野監督と演技プランについて語り合う様子なども捉えられている。
何より興味深いのは、映像終盤、認知症の症状を分析・研究しながら撮影に挑む中野監督と山﨑の姿だ。「はじめてのステージ1です。」という中野監督の言葉にある通り、撮影中は認知症の症状をステージ1〜4までの段階に分けて進行。山﨑自身、その症状や演技プランを考え抜いた上で現場に臨んでいたとかで、その都度、状況に応じて、認知症の進行具合すらも演じ分ける圧巻の芝居を披露している。本編では一体どんな仕上がりになっているのか、ぜひスクリーンで堪能してほしい。
家族をテーマに映画を撮り続け、物語の構築や台詞の在り方、言葉の選択にこだわり続けた結果、最終的に2年半もの年月をかけて本作を描き出した中野監督。この映画の描くべき本質を忘れないために、「認知症は、記憶を失っても、心は生きている」という言葉を台本の裏表紙に書き込み、“今撮るべき“という強い意思を持って作り上げた映画『長いお別れ』は現在絶賛公開中です!
<STORY>父の70歳の誕生日。久しぶりに帰省した娘たちに母から告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった。それぞれの人生の岐路に立たされている姉妹は、思いもよらない出来事の連続に驚きながらも、変わらない父の愛情に気付き前に進んでいく。ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、家族が選んだ新しい未来とは―。
監督:中野量太
出演:蒼井優 竹内結子 松原智恵子 山﨑努 北村有起哉 中村倫也 杉田雷麟 蒲田優惟人
脚本:中野量太 大野敏哉 原作:中島京子『長いお別れ』(文春文庫刊)主題歌:優河「めぐる」
企画:アスミック・エース Hara Office 配給・制作:アスミック・エース
©2019『長いお別れ』製作委員会 ©中島京子/文藝春秋
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絶賛公開中!