日本人として初めて、ヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の出資を得て製作された長谷井宏紀の第一回監督作品、『ブランカとギター弾き』がシネスイッチ銀座ほかにて今夏全国順次ロードショーされます。
この度、本作の予告編が解禁。主人公の孤児の少女ブランカが路上で盲目のギター弾きピーターと出会い、ピーターはブランカに歌うことを教えます。歌の才能を開花させたブランカは、お母さんを買うために、歌を歌ってお金を稼ぐことを思いつく。ブランカは無事にお母さんを買うことができるのか、また、歌うことを通して絆を深めたブランカとピーターの二人が辿る運命とは―
https://youtu.be/6qhqhSGRHL4
巨匠エミール・クストリッツァに認められ、世界中を旅しながら、写真家としても活動してきた長谷井監督が捉えた、カラフルでエネルギーにあふれたマニラのスラムとそこに住む人々の生き生きとしたエネルギーの映像は必見です。
また、今回の予告編では、既に本編を鑑賞し、「ブランカという少女の辿り着いた一つの愛の形に涙が止まらなかった。」と大絶賛を寄せている浅野忠信がナレーションを担当。監督の長谷井とは、浅野主演の『モンゴル』(2007年のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、NHK土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」で長谷井がスチール撮影を担当したことから親交がある浅野は、今回の予告編についても「予告編だけでも泣けてきちゃうよね。少しでも早く多くの人に見て欲しい。」とコメント。本作の公開にも期待を寄せています。
そして、同時に解禁されたティザービジュアルはブランカとブランカの肩を抱きギターを手に持つピーターの後ろ姿が映し出され心あたたまるふたりの関係性とスラムを表す瑞々しく明るい雰囲気となっています。
出演者の殆どは長谷井監督が路上でキャスティング。1000万超えの再生回数を誇りyoutubeの歌姫として国内外で人気を集めていた主演のサイデル・ガブテロは、演技初挑戦ながらその美しい歌声と演技力で世界中の映画祭で話題をさらっています。