映画「ナーヴ」注目の若手俳優2人…七光りとは、もう言わせない！

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映画「ナーヴ」注目の若手俳優2人…七光りとは、もう言わせない！

2016.12.5

映画「ナーヴ」注目の若手俳優2人…七光りとは、もう言わせない！

エマ・ロバーツ＆デイヴ・フランコ
ネクストブレイク間違いなしの若手俳優2人

ジュリア・ロバーツの姪っ子“エマ・ロバーツ”
冴えない文化系女子から危険なゲーム主催者と無責任なサポーターに鉄槌を下すタフな女の子に成長するヴィーを演じるエマ・ロバーツは、子役時代からコンスタントに活躍を続けているハリウッドの人気若手女優。父親は俳優エリック・ロバーツで、義姉と親しかった叔母ジュリア・ロバーツがエマを幼少期から撮影に同行したため、早くから女優を目指すことを決意したそう。10歳の時にオーディションを受けて合格し『ブロウ』でジョニー・デップ演じる麻薬王の娘役で女優デビューを飾った。
ローティーン時代はニコロデオンのTVシリーズ『アンファビュラス』で全然ステキじゃない中学生アディーを等身大の魅力で演じ、アイドル的人気を獲得。劇中では「やせすぎ」とディスられるが、どんなファッションも着こなすモデル体型はエマの強力な武器だ。

映画「ナーヴ」注目の若手俳優2人…七光りとは、もう言わせない！01

パパラッチに撮られる街角スナップではパリジェンヌのような普段着の着こなしに定評があり、10〜 20代女性のファッションリーダー的存在となっている。女優としてはコメディからホラー、重厚な人間ドラマと幅広いジャンルに挑戦する上、『ミルク』でアカデミー賞脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックの監督作『バージニアその町の秘密』やジア・コッポラ監督がジェームズ・フランコの小説を映画化した『パロアルト・ストーリー』、そのフランコの監督作『I Am Michael』といった実験的な映画にも積極的に出演することでも知られている。また大ヒットしたTVシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」のシーズン３、４に出演したことでここ数年の間に知名度が急上昇。クリエイターのライアン・マーフィーが手がけた新たなＴＶシリーズ『Scream Queens』の主演のひとりに抜擢されて人気を獲得した上、共演のリー・ミシェルやアビゲイル・ブレスリン、アリアナ・グランデとは公私にわたって友情を育んでいる。

ジェームズ・フランコの弟“デイヴ・フランコ”
エマと抜群の相性の良さを見せるのがゲームの囚人として生きながらも命がけでヴィーを救おうとするイアン（本名サム）役で新たに好漢イメージを確立したのがデイヴ・フランコだ。ＴＶシリーズ「７th Heaven』の脇役で俳優デビューを飾ったときから“ジェイムズ・フランコの弟”という色眼鏡で見られ、続いて出演した『スーパー・バッド／童貞ウォーズ』や『きみがくれた未来』、『フライトナイト／恐怖の夜』とすべて主人公にからむライバル役もしくは友人役でさほど印象に残らないまま、人気シットコム「SCRUBS～恋のお騒がせ病棟」第９シーズンで親の経済力で病院のインターンになるバカ息子役が好評だったが番組終了で忘れ去られたのが本当に気の毒だった。

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それを一転させたのが日本未公開の『21ジャンプストリート』で、高校生麻薬ディーラーをコミカルに熱演したデイヴは、ハンサムだけど笑いも取れる二枚目半俳優というニッチな存在に‼（＝恩返しのつもりか、続編にクレジット無しでカメオ出演しているのが義理堅くていい）！
その立ち位置は、『グランド・イリュージョン』にも踏襲され、一流のイリュージョニストのつもりだけど、実は少々力不足なチームの末っ子的なジャック役で映画ファンの間で知られるようになる。彼の持ち味である肩の力が抜けた感を生かした『ネイバーズ』では、ザック・エフロン演じるモラトリアム大学生の親友でありながらもちゃっかり将来設計は立てているピート役で場面をさらったかと思えば、ヴィンス・ヴォーン主演のコメディ『ビジネス・ウォーズ』では差別ネタ？と突っ込まれそうな怪演を披露。
コメディ俳優路線を邁進するかと思われた矢先の本作では、遊びで参加したゲームに人生を支配された青年として複雑な心理演技やアクション演技に挑戦し、新境地を開拓。兄同様に主役もこなせる存在感をアピールしていて、今後のさらなる成長が楽しみだ。

その他出演キャスト詳細

★ エマ・ロバーツ（ヴィー・デルモニコ）EMMA ROBERTS（Vee Delmonico）
1991年2月10日生まれ。ニューヨーク出身。現在はロサンゼルス在住。紛れもない優れた才能で、過去10年以上にわたって素晴らしいキャリアを築いてきた。現在、FOX 放送のホラー／コメディシリーズ「Scream Queens」（15～16／アビゲイル・ブレスリン共演）でシャネル・オベリン役を演じている。連続殺人事件に揺れる大学のキャンパスを中心に展開するこのシリーズは、「Glee」（09～15）のライアン・マーフィー、ブラッド・ファルチャック、イアン・ブレナンがクリエイターを務め、米国ではシーズン２が 2016 年９月より放送され、アリアナ・グランデの出演など話題となっている。それ以前には、マーフィーがクリエイターを務めるＦＸネットワークスの大人気シリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー：魔女団」（13～14）と「アメリカン・ホラー・ストーリー：怪奇劇場」（14～15）に出演。待機作には、80 年代初頭のロサンゼルスを舞台に、一獲千金を狙った詐欺が破壊的な事件へと変わっていく裕福な少年グループの実話に基づく犯罪伝記ドラマ『Billionaire Boys Club』(16)。などがある。また、「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」誌の記事“My Ex-Gay Friend”に基づく『I Am Michael』（ジェームズ・フランコ、ザカリー・クイント共演）にも出演。この作品は、15 年度サンダンス映画祭でプレミア上映された。『なんちゃって家族』（13／ローソン・マーシャル・サーバー監督、ジェニファー・アニストン、ジェイソン・サダイキス共演）、ジア・コッポラの監督デビュー作『パロアルト・ストーリー』（13／ジェームズ・フランコ共演）、『Adult World』（13／スコット・コフィ監督、ジョン・キューザック、エヴァン・ピーターズ、クロリス・リーチマン共演）といった作品に出演している。ほかにも、『バレンタインデー』『バージニアその町の秘密』（共に 10・未）、『スクリーム４：ネクスト・ジェネレーション』（11）などに出演。キャリア初期に、テッド・デミ監督の『ブロウ』（01）のオーディションを受け、ジョニー・デップとペネロペ・クルスの娘役をゲットし、そのすぐあと、リーフ・ティルデンが監督したサンダンス映画祭の短編『BigLove』（01／サム・ロックウェル共演）に出演。06 年の『愛しのアクアマリン』（未）でブレイク。04 年から 07 年、大人になって適応することの試練を学ぶ少女の姿を描くニコロデオンの「アンファビュラス」に主演。スー・ローズがクリエイターを務めるこの作品は、10 歳前後の子供向けのＴＶシリーズで最高視聴率を獲得。07 年には、ショーウェストの“明日の女性スター”に選ばれている。

★ デイヴ・フランコ（イアン）DAVE FRANCO（Ian）
1985 年 6 月 12 日生まれ。カリフォルニア州出身。『21 ジャンプストリート』（12・未／チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル共演）で、環境保護に固執する悪役エリックを演じて世界中の注目を浴び大ブレイク。それ以来、コメディ／ドラマ／サスペンスに出演し、多彩な魅力を証明してきた。待機作は、2003 年のカルトクラシック『The Room』を分析するメイキングタッチのコメディ『The Masterpiece』（17）。ジェームズ・フランコが監督するこの作品は、多くの人々が『The Room』を史上最悪の１本とみなしていることを、脚本家／監督のトミー・ウィソーはどう考えているのかを掘り下げて解釈する映画である。 14 年、騒々しい兄弟の隣に住む夫婦を描いたヒットコメディ『ネイバーズ』（セス・ローゲン、ザック・エフロン、共演）に出演。この作品でピート＆テディ兄弟を演じたエフロンとともに MTV ムービー・アワードの最優秀デュオ賞を受賞した。16 年５月には同役を再演した続編『Neighbors 2: Sorority Rising』が全米公開された。また、サスペンス『グランド・イリュージョン』（13）の続編『グランド・イリュージョン見破られたトリック』が 16 年夏より世界中で公開され、マーク・ラファロ、マイケル・ケイン、ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、モーガン・フリーマンなどオールスターキャストに参加し、日本でも大ヒットを記録した。ほかに、『ウォーム・ボディーズ』（13／ニコラス・ホルト共演）、『22 ジャンプストリート』（14・未）、『ビジネス・ウォーズ』（15・未）などがある。

★ エミリー・ミード（シドニー）EMILY MEADE（Sydney）
1989 年 1 月 10 日生まれ。ニューヨーク出身。人気急上昇中の女優。マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めるヒットシリーズ「ボードウォーク・エンパイア欲望の街」（10～14）でパール役を演じ、初めて HBO 作品に出演。その後、高評価を受ける HBO シリーズ「LEFTOVERS ／残された世界」の第一シーズンで、エイミー役を演じ、人気を博す。近作は、ジョディ・フォスター監督の『マネーモンスター』（16）で、モリー役を演じ、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツと共演。現在、デヴィッド・サイモンがクリエイターを務め、1970 年代ニューヨークの暗黒面を掘り下げて描く HBO の新シリーズ「The Deuce」（ジェームズ・フランコ共演）の撮影に入っている。13 年、インディペンデント映画『Bluebird』での演技を称えられ、カルロヴィ・ヴァリ賞最優秀女優賞を受賞。この作品は、トライベッカ映画祭でプレミア上映された。同年には、リンカーン・センター・シアターで上演された舞台劇「Domesticated」にも出演し、ローリー・メトカーフ、ジェフ・ゴールドブラムと共演した。ジョエル・シューマカー監督の『トゥエルヴ』（10・未／チェイス・クロフォード、カーティス・“50 Cent”・ジャクソン共演）で主役陣のひとりを演じてブレイク。ほかに、映画では、『処刑教室』（08／ブルース・ウィリス共演）、『Burning Palms』（10／ディラン・マクダーモット、ロザムンド・パイク共演）、ウェス・クレイヴン監督の『ウェス・クレイヴンズザ・リッパー』（10・未）、『Adventures in the Sin Bin』（12／ボー・バーナム共演）などに出演し、ＴＶシリーズ「LAW & ORDER ロー＆オーダー」（90～10）などに出演している。 CAST

★ マイルズ・ハイザー（トミー）MILES HEIZER（Tommy）
1994 年 5 月 16 日生まれ。ケンタッキー州出身。 10 歳のときにロサンゼルスに移住。05 年に「CSI マイアミ」（02～12）に出演して演技デビューを飾り、07 年、12 歳のときに『レールズ＆タイズ』（07・未）に出演。ディヴィ・ダナー役を演じてヤング・アーティスト賞映画部門最優秀若手主演男優賞にノミネートされた。同年には、NBC の医療ドラマシリーズ「ER 緊急救命室」（94～09）にも出演した。その後も、大ヒットドラマシリーズ「コールドケース７ザ・ファイナル」（09～10）や、アントン・イェルチンの出演作『君が生きた証』（14）などにも出演している。

★ ジュリエット・ルイス（ナンシー・デルモニコ）JULIETTE LEWIS（Nancy Delmonico）
1973 年 6 月 21 日生まれ。カリフォルニア州出身。同世代を代表する、才能にあふれた多才な女優のひとりとして知られている。ドラマチックで信憑性のある表現であろうと、コメディへの自然なひらめきであろうと、驚くほど幅広い演技と、独創的で人の心をとらえるスタイルでスクリーンを優雅に飾ってきた。マーティン・スコセッシ監督の『ケープ・フィアー』（91）でロバート・デ・ニーロと演じたパワフルなシーンは、思春期の静かな複雑性を見事に表現し、米アカデミー賞Ⓡとゴールデングローブ賞Ⓡの最優秀助演女優賞にノミネートされた。それ以来、業界で最も尊敬される監督たちと仕事をしてきた。近作には、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガーたちアンサンブルキャストとともに出演した、トレイシー・レッツのピューリッツァー賞／トニー賞Ⓡ受賞戯曲に基づく『８月の家族たち』（13）などがある。前述の『ケープ・フィアー』のあと、ウディ・アレン監督の『夫たち、妻たち』（92）に出演し、年上の男性に強い興味を示す、物怖じしない大学生を演じた。それに続き、『カリフォルニア』『蜘蛛女』『ギルバート・グレイプ』（いずれも 93）といったさまざまな大ヒット作や高評価を受ける作品で主役陣のひとりとして出演。次に、オリヴァー・ストーン監督の物議をかもしたメディア風刺劇『ナチュラル・ボーン・キラーズ』（94）に出演し、民衆のヒーローに祭り上げられるカリスマ大量殺人鬼をウディ・ハレルソンとともに演じ、その人気を不動のものとした。続いて、キャスリン・ビグロー監督のＳＦアクション『ストレンジ・デイズ／1999 年 12 月 31 日』（95／レイフ・ファインズ、アンジェラ・バセット共演）、クエンティン・タランティーノ脚本／製作総指揮による『フロム・ダスク・ティル・ドーン』（96／ジョージ・クルーニー共演）などに出演。映画のキャリアのほかに、ＴＶ出演も重ねている。近作には、FOX の「ウェイワード・パインズ出口のない街」（15～）、ABC のヒットドラマ「Secrets and Lies」（15～）などがある。ショータイムの「ルイジアナ・スカイ」（01）と HBO の「ユマ・サーマンの運命の人を探して」（02／ユマ・サーマン共演）でエミー賞Ⓡにノミネートされた。