『地獄門』4Kデジタル復元版が上映。これこそ美の到達点…
30回目を迎える東京国際映画祭。今年は10月25日(水)~11月3日(金・祝)の期間に開催されます。
毎年好評の「歌舞伎座スペシャルナイト」は10月26日(木)の開催が決定しました。
(c)2016 TIFF
第30回を記念する本年は、日本映画の巨匠・衣笠貞之助監督が第7回カンヌ映画祭でグランプリ、第27回アカデミー賞で名誉賞と衣裳デザイン賞を受賞した『地獄門』を、4Kデジタル復元版、英語字幕付きで上映いたします。
『地獄門』は、カンヌ映画祭審査員長であったジャン・コクトーが「これこそ美の到達点」とまで称賛し、日本初のイーストマン・カラー作品、大映第一回天然色映画として、公開されました。
執念の恋に燃える愛欲の業火。源平盛衰の絵巻を背景に、繰り展げられる人間愛憎の姿に注目!
(c)KADOKAWA1953
また、注目の舞踊は、市川海老蔵さんによる歌舞伎舞踊「男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)」を上演。
「男伊達花廓」は、東京では初の上演。五郎蔵が、傾城とのなれ初めや逢瀬を踊りで見せたり、打ちかかる男伊達を軽くあしらったりと、粋な男ぶりでたっぷり楽しませます。
(c)2016 TIFF
国内外の芸術ファンとともに、日本が世界に誇る歌舞伎舞踊と日本映画の名作を歌舞伎座で楽しむ贅沢な一夜、「歌舞伎座スペシャルナイト」にご期待が高まります!チケットは9月22日(金)より発売です。
市川海老蔵氏 コメント
今回、記念すべき第30回にあたる東京国際映画祭の特別イベント「歌舞伎座スペシャルナイト」に出演させていただけることになり、大変光栄に思っております。
三年前に新しく作らせて頂きました舞踊『男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)』を披露させて頂きます。
『男伊達花廓』は『御所五郎蔵(ごしょのごろぞう)』という河竹黙阿弥の世話狂言を元にしまして、侠客としての粋な風情や心意気、恋人の許へ通う男の色気を描きました舞踊です。
華やかさ溢れる歌舞伎の様式美をお楽しみいただけることと存じます。
「歌舞伎座スペシャルナイト」には毎年国内外から多くの方がいらっしゃるとうかがっておりますので、いまからとても楽しみにしております。
歌舞伎に初めて触れる方をはじめ、日本の伝統文化の素晴らしさを世界へと伝えることができれば嬉しく思います。
第30回東京国際映画祭 開催概要
■イベントタイトル:第30回東京国際映画祭
■開催期間:2017年10月25日(水)〜11月3日(金・祝)
■会場:六本木ヒルズ(港区)、EXシアター六本木 他
■公式サイト:www.tiff-jp.net
10月14日(土)より一般チケット発売予定!詳細はホームページをご覧下さい。